盗聴は出来るだけ発見されたりバレたりしないようにしたいものです。
最も発見されにくいように仕掛けるには、盗聴発見方法を知ることが大切です。
盗聴発見の方法を知ることで、どのように仕掛ければ発見されにくく最適なのかを判断できます。
今回は盗聴器の発見方法やバレかたを紹介しながら、どのような仕掛け方が最も発見リスクを減らせるのかを解説します。
このページの目次
盗聴器の発見方法
盗聴器の発見方法やバレかたにはいくつかあります。
一般的な盗聴発見の方法を紹介しているサイトでは、盗聴発見器を使用した方法を解説していますが、これは盗聴発見方法のごく一部に過ぎません。
ここではもっと広い範囲で、どのように盗聴器が発見されたりバレたりするのかを解説します。
盗聴電波で発見される
盗聴器のうち最も代表的な盗聴発信器は盗聴電波を発信するため、盗聴電波を探知する盗聴発見器で検知できます。
その結果、盗聴発信器の存在がバレてしまいます。
このように盗聴発見器とは盗聴電波の有無を探知する受信機です。
盗聴発信器の電波の到達距離はおよそ50m〜100mです。その電波が到達する範囲内で盗聴発見器で検査した場合、盗聴発見器が電波に反応するため盗聴発信器の存在が確定します。
盗聴器の中で電波を使用する盗聴発信器の場合に限り、このように盗聴発見器によって発見される可能性があります。
なお、盗聴発見器で反応があってもそれは盗聴電波の有無がわかるだけです。電波の有無が判明しても、実際の盗聴発信器の場所の特定や撤去は簡単ではありません。
目視で発見される
盗聴器は音声を収音するためのマイクが内蔵されています。
室内の会話をできるだけ良い状態で聞きたい場合には、出来るだけ盗聴器はむき出しにしておくことが最良です。
このような理由から、十分に盗聴器を隠さず見えてしまうような場所に仕掛けた場合には、ターゲットが見ただけで違和感を感じて発見されてしまうことがあります。
購入で発見される
盗聴器は使用中や仕掛けた後だけ発見されるとは限りません。
例えば浮気調査用に自宅の配偶者の部屋に仕掛けたいといった目的で盗聴器を購入する場合、通販で注文した荷物を自宅に配送すれば配偶者や別の同居者が荷物を受け取ることがあり、こういったミスでバレることがあります。
また、配送伝票や領収書、不在時に投函される不在票などからバレる可能性もあります。
情報漏洩で発見される
知り得た情報を第三者へ漏らすことにより、直接的にしろ間接的にしろターゲット本人に情報が伝わりバレることがあります。
また、盗聴内容を記録している場合、録音音声をパソコンやUSBメモリなどに保存しますが、これらのファイルの存在が見つかることによってバレることがあります。
バレないための対策
ここまで盗聴器がいったいどのように発見されてしまうのかを解説してきました。
それではこれらの盗聴発見方法を知った上で、どのように対策すれば発見リスクを最低限にできるのか考えてみます。
盗聴電波による発見の対策
盗聴発信器は電波を発信しますし、盗聴する側も電波がなければ聞くことができません。盗聴発信器での盗聴にとって電波は必須です。
このため、極論では電波を発信する以上盗聴発見器での探知を完全に防ぐことはできません。
しかし、電波の発信を最低限に留めることで発見率を下げることは可能です。
電波の発信を最低限に留めるための方法には次の3つの方法があります。
VOX機能(音声起動送信機能)を活用する
盗聴発信器の中にはVOX機能(音声起動送信機能)が搭載されたものがあります。
VOX機能があれば盗聴発信器は常に電波を発信せず、周囲に音声があるときだけ電波を発信します。
その結果、電波の発信時間は最小限になり、盗聴発見器で発見されるリスクが減少します。
電源をコントロールする
盗聴発信器の中には家庭用AC100Vの電源線に直接接続して電源を得るタイプのものがあります。この場合、電源線が生きているときには電波を発信し、電源線が切れているときには電波の送信が停止します。
このような盗聴発信器を例えば室内の照明に仕掛ければ、照明が点灯している時だけ電波を発信するといった具合に電波の発信時間を最低限にすることが出来、盗聴発見のリスクを軽減することができます。
電池寿命で発信時間を最低限にする
電池式の盗聴発信器の場合、電池が無くなれば電波の発信を停止します。この電池寿命を逆手にとることで、必要な期間だけ盗聴電波を発信させ、電池切れによって自動的に電波を停止させることができます。
電波を停止した後は盗聴発見器で発見されることはありません。
電池式盗聴器の上手な活用方法は見つからない盗聴器|発見率を最低限にして安心して使用する意外な使い方もあわせてご覧ください。
目視
目で見て発見されてしまう原因は、室内に日頃目にしない違和感を感じるからです。
どのように仕掛けたとしても仕掛けた後にターゲットの目線で確認し、目につかないかを十分に確認しましょう。
目に付かない最も良い方法は完全に見えない場所に仕掛けることです。
盗聴器は収音マイクがあるので、完全に密閉された場所に仕掛けると音声が聞き取れなくなる可能性があります。箱や引き出しなどの密閉空間に仕掛けることは避け、出来るだけ本体が空間に露出し、なおかつターゲットの目線から死角になる場所を選びましょう。
理想的なのは家具の上面の奥の見えない場所や、家具の裏側のスペースなどです。
一方、ターゲットから丸見えでも違和感のない方法もあります。それは今室内にあるものと入れ替える方法です。
コンセント型盗聴発信器は市販の分岐コンセントと全く同じ形状で、実際に分岐コンセントとしても使用できるため、現在使用中の分岐コンセントがあればそれと入れ替えて仕掛けることも積極的に検討しましょう。
盗聴器をバレないように仕掛けるためには盗聴器のバレない仕掛け方もあわせてご覧ください。
購入
盗聴器を購入する際にバレる最も大きな要因は、通販の荷物の受け取り方法です。
ターゲットや別の人が自宅に同居している場合、荷物の配達タイミングによっては別の人が受け取る可能性があります。また、別の人が受け取らなくても配達員が訪問すれば怪しむかもしれません。
購入時にバレないためには、この受け取り時の対策をしっかり検討しましょう。
営業所止めの活用
営業所止めの活用は誰にも知られず荷物を受け取る最も確実な方法です。
完璧を期すために荷物を営業所まで取りに行く手間を許容できる場合は積極的に活用しましょう。
日時や時間帯の指定
配送の際には配達日や配達時間帯の指定が可能です。
確実に荷物が受け取れて誰にも怪しまれない時間帯があれば、配送指定にその時間帯を指定しましょう。
注文時の電話番号
電話番号は荷物の伝票に表示され、配達員が受取人と連絡を取りたい場合などに使用されます。
自宅の電話が問題あれば、自分しか使用しない携帯電話番号を指定しましょう。
送り状の品名の指定
送り状は荷物の表に貼付け、宛先を表示する配送業者の伝票で、荷物を開封せずとも表から見える唯一の情報です。
その送り状の中に品名を表示する欄があり、品名を見ると箱を開封しなくとも内容物を推測できます。
品名は自由に表示でき内容物と一致している必要はありませんので、万が一誰かに見られても怪しまれない品名があれば、指定しておくと良いでしょう。
例えば良く健康食品を通販で購入する方であれば、品名を健康食品と指定すれば怪しまれることがないかもしれません。
当店では以下のような品名がよく利用されています。
- 健康食品
- 化粧品
- 書籍
- 雑貨
- 自動車部品
当店では注文時に指定がない場合にはパソコン部品と表示しています。
情報漏洩
情報の漏洩でバレるのは、盗聴で知り得た情報の扱いの甘さが原因です。
知り得た内容を第三者に漏らさないようにすれば、口づてでターゲットにバレてしまうことはありません。
もし第三者に伝える場合などは、プライバシーの問題などあるので法律の専門家へ相談することをお勧めします。弁護士などは守秘義務があるので他者に伝わる心配がなく安心です。
また、録音データなど保存する必要があるものは、ターゲットや第三者に絶対にバレない安全なパソコンに保存するか、パソコンに保存するのをやめてUSBメモリに保存して別に保管したり、データをパスワードで保護するなどバレないよう慎重に取り扱いましょう。
パスワードを使用してフォルダーを保護するということは、フォルダーの文書一覧を表示するにはパスワードを入力する必要があることを意味します。フォルダーがパスワードで保護されているかどうかに関係なく、個々のファイルをパスワードで保護することもできます。このための手順は、ファイルでもフォルダーでも同じです。
https://www.crucial.jp/articles/pc-users/how-to-password-protect-a-folder
まとめ
今回は盗聴器を仕掛ける際にバレないようにするために、盗聴発見の知識とその対策を解説しました。
発見する方法に詳しくなることは、結果的に発見されにくい仕掛け方がわかることに繋がります。
今回説明した発見方法をしっかりと理解し、どのような仕掛け方が見つかりにくく、発見リスクを最小限にできるのかをよく考えて仕掛けることが盗聴の成功に繋がります。
盗聴器の仕掛け方がわからなかったり発見されるのことが不安な方は、是非今回の内容をお役立てください。