録音機(ICレコーダー)にパソコンは必須なのか?
今回はお客様よりお問い合わせの多いテーマについて考察してみたいと思います。
録音機(ICレコーダー)とは、デジタルボイスレコーダーの事を指し、レコーダーの内蔵メモリに録音した音声をファイルとして記録(保存)します。
従来のアナログテープレコーダーと違い、長時間の録音が可能で、動作音も完全に無音で、電池寿命も長く、ファイルの削除が簡単なので何度でも繰り返し使えるというメリットがあります。
そんな録音機(ICレコーダー)について、パソコンが必須で必要なの?という質問をよく受けます。
答えはYESでもあり、NOでもあります。
なぜならば、基本録音機(ICレコーダー)は単体でも使用出来るような設計をされてはいますが、パソコンとの連携も通常の使用方法として想定されているからです。
録音機(ICレコーダー)は内蔵メモリに音声ファイルとして録音していきますが、当然ながら録音する度に空き容量は減っていきます。そしていつかはメモリが一杯になり、新たな録音ができなくなります。
もちろん、そこで録音してある音声ファイルを削除すれば容量に空きができ、その分また録音する事が可能ですが、もし削除したくない音声ファイルで一杯になったとしたらどうしますか?
なので、通常の一般的な使用方法として録音機(ICレコーダー)は付属のUSBケーブルでパソコンと接続して、必要な音声ファイルをパソコン側にバックアップ(コピー)するなどの手順を踏むのです。
もちろんパソコンで録音機(ICレコーダー)の音声ファイルを再生する事も出来ますし、削除する事も出来ます。
つまり、録音機(ICレコーダー)はパソコンと連携して使用する事でより便利なツールへと変わるのです。
じゃあパソコンをお持ちでない方は使えないのかというとそうではありませんから誤解しないで下さいね。
パソコンがあったら便利というだけで、なければないなりの対応方法があります。
前述の通り録音機(ICレコーダー)が必要な音声ファイルで一杯になった場合、削除する前にどこかにバックアップをとらないといけませんが、パソコン以外にも選択肢はあります。
例えばテープレコーダーやMDレコーダーに接続して必要な音声ファイルを録音するなど。
もちろんパソコンにバックアップをとるのに比べて作業的に大変ですが(時間もかかります)、物理的には不可能ではありません。
なので、パソコンがなくても録音機(ICレコーダー)は使い続けて行くことは出来ますが、パソコンがあるとより便利だと言えます。
なお、ここで大事な事なのですが、録音機(ICレコーダー)の種類によっては必ずパソコンが必須の機種もありますのでご注意下さい。
パソコンと接続しないと録音した音声ファイルを再生出来ないものなどがあるからです。
当店の商品で言うと、電卓型のボイスレコーダーなどがそれに該当します。
電卓型の録音機は、それ自体に再生機能はありませんので単独では使用できません。
各録音機の機能詳細については商品ページにて詳しく説明してますので、興味のある方はぜひ一度ご覧下さい。
録音機の性能や使用方法などについて何か不明な点がありましたら当店までお気軽にお問い合わせ下さい。