盗聴器を対象の人間に持たせたい
相手に気付かれないように盗聴器を持たせたい。当店に多く寄せられる問い合わせの1つです。
盗聴器を対象の人間に気付かれないように設置する事は可能なのかを考察してみたいと思います。
人間に盗聴器を設置する場合の問題点は以下の事が考えられます。
【問題点1】盗聴器の大きさ
盗聴器は電池で稼働しますので、本体は少なくとも電池より大きいサイズになります。
またアンテナが付いてる物が多いので本体とアンテナでさらにサイズが増します。
【問題点2】設置場所の問題
人間に持たせる場合、衣服や持ち物に忍ばせる必要がありますが、上記の通りそこそこの大きさになる盗聴器を気付かれる事なく設置できるでしょうか。
【問題点3】隠した場合の集音力
もしカバンや持ち物のどこかに盗聴器の設置が出来たと仮定して、そこの集音環境はどうでしょうか。
盗聴器は周囲の音を拾うのが目的ですが、隠せば隠すほどに音は遮音・減衰し集音には向かない環境となります。
【問題点4】盗聴器の電波の飛距離
人間に気付かれないように設置する盗聴器の場合、電波の飛距離は恐らく100m前後になると思います。
つまり、もし盗聴器を仕掛ける事に成功したとしても、その電波を聞こうと思ったら盗聴器から100m以内に入らないと聞けないのです。
もし対象の人間が移動している場合は、その人間の100m以内を尾行しないと盗聴器の発信する電波を傍受する事が出来ません。
盗聴器を人間に気付かれないように設置する場合、上記のような問題点が考えられます。
サイズ・設置場所・集音力・電波の飛距離など様々なハードルが待ち構えています。
そして、一般的には身に覚えのない物を持たされると違和感を感じて対象に気付かれます。
結論としては、盗聴器を相手に気付かれないように持たせるのは現実的には難しいという事になります。
もしカバンの奥の奥などに仕掛ける事が出来たとしても、その場合は周囲の音を集音できず本来の目的を果たせないと思われます。
盗聴器を人間に設置する場合、それは相手も了承してる場合のみ可能だというのが専門店としての結論です。
もちろん物理的に不可能ではないので、お客様の工夫次第では可能かも知れませんけども。
盗聴器の性能や使い方、価格などについて不明な点がありましたら当店までお気軽にお問い合わせ下さい。