盗聴発見器で発見できない盗聴器とは
盗聴器は盗撮カメラとは違い、盗聴器本体を全て目の付かない所に隠してしまう事ができます。
盗聴器は音だけを拾えば目的を達成するので、机の裏や引き出しの中、壁の中に設置される事もあり、目視では発見できません。
そんな盗聴器を発見する盗聴発見器は、実際に盗聴器が発信する盗聴電波をサーチ(検出)して位置の特定をします。
聴器が電波を出していれば発見器が反応しますが、もし盗聴器が電波を出していなければ発見器でも反応がなく、発見は困難です。
では、盗聴器が電波を出していない状況とはどのようなケースがあるのでしょうか。
リモコン(遠隔操作)式盗聴器の場合
リモコン(遠隔操作)式盗聴器は、遠隔操作で盗聴発信機の電源を操作できるので、必要ない時は発信機の電源がオフにされてしまいます。
発信機の電源がオフになると電波を発信しませんので発見器でも発見できません。
対策としては日々イレギュラー(不定期)に発見作業をして、発信機の電源がオンになる時を待つしかありません。
VOX(音声起動)機能装備の盗聴器の場合
VOX(音声起動)機能とは周囲が有音の時は発信機が電波を送信し、周囲が無音になると待機(スタンバイ)状態に入って電波の送信を停止する機能の事です。
近年はこのタイプの盗聴器が増えてきています。
発見作業中に無音でスキャンすると盗聴器は電波を出していないので発見器は反応しません。
対策としては発見作業をする時にラジオや音楽を流したり、自分の声を出すなどして眠っている盗聴器を起こしてやる必要があります。
電池切れの盗聴器の場合
電池切れの盗聴器は当然電波を送信しませんので発見器では発見できません。
電池切れの盗聴器は盗聴器としての役目を果たしていないので電池交換されない限りは無視をしていいのではないでしょうか。
そもそも電波を発信しない盗聴器の場合
一般的な盗聴器は電波を送信しますが、ボイスレコーダーなどの録音機の場合は電波を送信しません。
録音機は電波を使わないため、仕掛けた人間もリアルタイム(生)で聞く事はできず、後から録音機を回収して聞くことになります。
録音機は電波を発信しないので発見器では発見できません。
対策としては録音機は盗聴器よりも大きいので目視で発見するしかありません。
まとめ
このように盗聴発見器は前提として「盗聴電波」がないと反応しませんので発見作業の前にご理解下さい。
盗聴発見器や発見作業について不明な点や相談がありましたら当店までお気軽にお問い合わせ下さい。