盗聴の方法には電波を発信する盗聴発信機の使用だけでなく、ボイスレコーダーで周囲の会話を直接録音機する方法があります。
今回は、そのボイスレコーダーの独自の特徴と、ボイスレコーダーによる録音盗聴が適したシーンとその理由を紹介します。
このページの目次
ボイスレコーダーの特徴
ボイスレコーダーには盗聴発信機にはない特徴があります。
まずはその特徴を紹介します。
これらを知ることで、ボイスレコーダーを有効に活用できるようになります。
記録できる
ボイスレコーダーはマイクを内蔵し、周囲の音声を内部メモリに録音します。
単純に聞くだけでなく、記録できる点が特徴です。
記録しているので、聞き取りにくい会話や早口な会話なども後で何度も聞き返して確認することができます。
音声が録音されているので、場合によっては相手に聞かせ、言い逃れができないようにするといった活用方法もあります。
機材がシンプル
ボイスレコーダーは本体のみで集音から録音まで完結します。
受信機やマイクなど別の機材は一切不要なので、構成がシンプルに済みます。
電池が長持ちする
ボイスレコーダーは、電波を発信したりイヤホンやスピーカーを鳴らしたりといった電力の消耗がなく、電池がとても長持ちします。
長時間録音できる
ボイスレコーダーは周囲の音声を内蔵したメモリに電子的に記録します。
メモリは小型で大容量となっていますので、長時間の録音記録が可能です。
電波を使用しない
ボイスレコーダーは本体で録音するだけなので電波を使用しません。
電波を使用しないことから盗聴発見機で発見される心配がありません。
回収しなければならない
ボイスレコーダーは本体内部に音声を記録するため、内容を確認するためには仕掛けたボイスレコーダーを回収する必要があります。
ボイスレコーダーに適した盗聴シーン
ボイスレコーダーは、その特徴を有効に活用できる盗聴シーンがあります。
遠方を盗聴したい場合
盗聴発信機の電波到達距離は50m〜100mほどです。それ以上離れると電波が届かず受信することができません。
このような遠方の盗聴を行いたい場合は、
ボイスレコーダーを仕掛けて会話を録音しておけば、後日記録された会話を聞くことができるため距離に関係なく盗聴が可能です。
自分がその場で録音できる場合
会議や交渉の場など、自分がその場に居て会話を記録したい場合、ボイスレコーダーによる録音は最適です。
小型のものは衣類のポケットやバッグの中に忍ばせても全く目立ちません。
ペン型や電卓型は、手に持ったり相手の目の前にさりげなく置いておくこともできます。
ずっと聴いていられない場合
盗聴を行うとき、聞きたい会話がいつ行われるのかはわかりません。
リアルタイムで行う盗聴には、忍耐と、待つことに費やす時間が必要です。
こういった十分な時間がない場合は、ボイスレコーダーを仕掛けて録音し、後日回収して確認する方法が最適です。
ボイスレコーダーに記録していれば、確認するときは早送り機能などを活用し、効率的に聞きたい会話を確認することができますので時間の節約にもなります。
リアルタイムの必要がない場合
特にリアルタイムで会話を聞く必要がない場合は、ボイスレコーダーを仕掛けて後から聞く方が費用面でも時間的にも効果的です。
長期間連続して盗聴したい場合
数時間の盗聴であれば我慢して聞くことができても、数日や数週間といった長期間の連続盗聴は、体力的に実質不可能です。
ボイスレコーダーであれば大きな録音容量と電池の長寿命などによって、人の代わりとなって長期間の連続録音が可能です。
長期間に及ぶ盗聴は、ボイスレコーダーを使用して録音し、後日内容を確認する方法が聞き取り漏れや間違いがなく確実です。
電波で発見されたくない場合
盗聴発見器が盗聴器を発見するメカニズムは盗聴電波の検知です。
ボイスレコーダーは電波を使用しないため、盗聴発見器で発見される心配がありません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はボイスレコーダーの主な特徴と、その特徴を有効に活用したボイスレコーダーに適した盗聴シーンを紹介しました。
盗聴には色々な方法がありますが、行いたい盗聴の状況と今回紹介した内容を照らし合わせ、積極的にボイスレコーダーの使用を検討してみることをお勧めします。
その他、当店は盗聴に関することであればどんな内容でも質問や相談に対応しています。ご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。