近所の人と会話する中で、家の中でしか話していないような情報が拡散されているなんてことがあるかもしれません。
そのような場合は盗聴の可能性が疑われます。
盗聴器はラジオを使っても探すことが可能であり、ハウリングがあれば盗聴器が仕掛けられているという合図になります。
しかし、盗聴発見器やラジオでは見つけられないコンクリートマイクというものもあります。
この記事では、コンクリートマイクとラジオを使った盗聴器の見つけ方について紹介します。
□コンクリートマイクとは
壁に伝わる振動を利用し、壁の向こう側の音声を聞けるというものです。
壁に密着させて利用するもので、壁の材質や機器の性能によって音質は左右されやすいのです。
しかし、電波を利用していないため電波を利用した製品のように盗聴発見器を使えず、見つけることが困難とされています。
コンクリートマイクで盗聴されていることが疑われる場合、音声をかき消すため音楽やラジオを流したり、壁付近に妨害装置をつけたりするなどの対策をしましょう。
□盗聴器はラジオのハウリングを使っても探せます
通常の盗聴器を探し出すためには、盗聴発見器だけでなくラジオを使っても探せます。
*必要なもの
必要なものは、FMラジオの周波数を合わせられるラジオと音を流し続けられるもの(テレビ、音楽プレイヤー、スマートフォンなど)の2つのみです。
*調査の仕方
まずは、部屋を密閉します。
ラジオが余計な音を拾わないために窓やドアを閉めておきましょう。
次に、テレビやスマートフォンなどで音を流します。
そして、ラジオの電源を入れて一番低い周波数からゆっくりとチューニングを上げていきます。
この時に、部屋で流れている音とまったく同じ音がラジオから聞こえてくるかを確認します。
もし聞こえてくる周波数があった場合、盗聴器が仕掛けられている可能性が高いでしょう。
この場合はそのまま仕掛けられている場所を探します。
ラジオを持った状態で部屋を歩き回り、ラジオから流れてくる音がハウリングする場所を見つけましょう。
最後に、ハウリングがあった場所の近くに行き、怪しいものがないかを確認します。
怪しいものがあったらそれを軽く叩いてみましょう。
ラジオから叩いた音が聞こえた場合、それが盗聴器です。
ラジオという家にあるものを使って探せるのは便利ですが、ラジオで見つけられる盗聴器の種類は限られているため注意しましょう。
□まとめ
コンクリートマイクとラジオを用いた盗聴器の見つけ方について紹介しました。
コンクリートマイクは仕掛けられたら発見することは難しい一方で、事前に対策もできます。
また、ラジオを使用して盗聴器を探す場合は、ハウリングを聞き逃さないようにしましょう。
ラジオで見つけられる種類は限られます。
もしラジオを使って見つけられなかったとしても、部屋に盗聴器がある可能性がなくなったわけではないため、盗聴発見器を使ってもう一度調べるようにしましょう。