「GPSが受信できない場所はあるのだろうか」
このような疑問をお持ちの方は、多くいらっしゃると思います。
この記事では、GPS衛星の電波受信に適した場所をご紹介します。
GPSが位置情報を特定する仕組みが知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
□GPS衛星の電波受信に適した場所とは?
GPS衛星からの電波は上空からわたしたちに届くため、屋内や室内にいる場合は電波が届きにくくなってしまいます。
また、屋外にいても周りに木があったり高い建物があると、電波を受信しにくいためGPSの電波受信に適した場所とは言えません。
そのため、ビルや樹木など遮るものが何もなく空がよく見える視界がいい場所でGPS受信することをおすすめします。
また、室内や視界が悪い場所でGPSを受信しようとすると受信できない場合があります。
そのような場合、上記のような場所に移動するとGPS受信できるようになる可能性が高いのでおすすめです。
□GPS衛星は位置情報を送信しているの?
GPSは位置情報を特定できるので、GPS衛星から位置情報を送信されているのではないかとお考えの方も多くいらっしゃると思います。
しかし、GPS衛星から発信される電波によって位置情報が送られるわけではありません。
スマートフォンやカーナビの位置情報の特定には、GPSの他に無線LANや携帯ネットワークが使用されています。
携帯ネットワークを使う方式では、基地局の位置と携帯電話との距離を計算して場所を推定します。
一方で、Wi-Fiを使う場合は端末の周囲にある無線LANアクセスポイントを特定して、アクセスポイントの位置情報から端末の位置情報も特定します。
また、多くのスマートフォンは「A-GPS」というものを搭載しています。
こちらは、携帯電話ネットワークと無線LANを組み合わせたもので精度が非常に高いです。
しかし、位置測定時間に時間がかかってしまうことや、都市部では建物の影に隠れている場合受信できないというデメリットが挙げられます。
逆に携帯電話ネットワークを使った方法は、場所の推測が可能ですが精度が低いです。
メリットやデメリットがそれぞれ違うため、それぞれの特徴を理解しておく必要があります。
□まとめ
この記事では、GPS受信に適している場所の特徴をご紹介しました。
GPSの受信には、高い建物がなく視界が良好な場所がおすすめです。
逆に、近くに樹木があるような場所や室内は受信しにくいので注意しましょう。
GPS受信におすすめの場所が知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。