夏の甲子園が開幕する
今年もいよいよ夏の甲子園が明日から開幕します。 毎年楽しみに見てはいるのですが、問題点も何点か浮かんできます。 例えば、開催会場の問題。 甲子園球場での一箇所開催というのは誰が決めたのでしょうか。 高校生の部活ではサッカーやラグビーなどの球技の場合、複数の会場で試合を行いますよね。 そうする事で日程に余裕ができ、連戦がなくなり選手への負担が減るわけです。 一方、高校野球は甲子園での単独開催。 なぜ複数の球場で開催をしないのでしょうか。 NHKテレビによる全国への生中継が一因だとすると、放送を見ている私達のために高校生が犠牲になってる事になります。 このように高校生の他の部活に比べて注目され過ぎなのも問題点の1つではないでしょうか。 高校野球も高校生の部活動に過ぎないのに、甲子園で単独開催され、全試合がテレビで全国に生放送される。 他の部活とのバランスを考えるといかがなものかと思わざるを得ません。 そして部員の不祥事などによる出場辞退という連帯責任。 特にひどいのは、卒業した部員の不祥事(飲酒やら喫煙)で出場を辞退する高校と、それを認める高野連。 連帯責任自体がそもそも嫌いだけど、卒業した生徒が絡んでくるともはや在校生には無関係なのではないでしょうか。 もちろん、部員の起こした不祥事の性質によっては出場辞退も止むを得ないとは思いますが、何でもかんでも出場辞退という風潮には理解ができません。 そんな問題点を考えつつも、今年も甲子園が開幕します。 開催期間中に球場を貸してくれる阪神タイガースに感謝しつつ、高校球児達が連戦によってケガしない事を祈るばかりです。