車の中を盗聴する方法
お客様からのお問い合わせで多く質問を受けるのが、車の中を盗聴したいけどどうしたら良いかという質問です。
今回は車内の盗聴について考察してみたいと思います。まず最初に申し上げておきたいのは、車の中の盗聴は物理的には可能ですが現実的には非常に難しいという事です。
なぜならば、盗聴器の電波は最も出力の高い物でも500mほどしか届かないので、動いてる車に盗聴器を仕掛けた場合はその車の500m以内を仕掛けた人間も着いていかないと盗聴器の電波を受信する事が出来ません。
信号機1個でも離れてしまうと対象の車を見失ってしまうので、移動している車に着いて走行して受信するというのは非常に困難です。
予め停車位置が分かってる場合は移動している車よりは盗聴しやすくなります。
例えば、ここの駐車場に対象の車が停車すると分かってる場合はその駐車場の近くに潜んでおけば盗聴器の電波を受信する事が出来ます。
つまり、盗聴器で車の音声を聞くには対象の車が止まってる環境でないと極めて困難だという事になります。
また、車に盗聴器を仕掛ける場合は盗聴器の電波の飛距離以外にも「電源」という問題も発生します。
車の中にばれないように盗聴器を仕掛けるには、盗聴器は電池式の発信機になりますので、定期的に電池交換などのメンテナンスが必要となります。
つまり、対象の車の中に自由に入れる人間である事が条件となるのです。
このように車の中の盗聴は発信機の電波の飛距離や電源の問題などでかなり難しいと言わざるを得ません。
もしリアルタイム(生)で傍受する必要がない場合は録音機を車内に忍ばせるという方法もあります。
電波は使わないので生で車内の音声を聞くことは出来ませんが、後から録音機を回収して聞くことになります。
録音機の場合は電波を使った発信機のように仕掛けた人間が対象の車に着いてまわる必要がないので比較的簡単です。
つまり結論は以下の通りとなります。
車内に盗聴発信機を仕掛けてリアルタイムで傍受したい場合
- 電波の飛距離の問題で仕掛けた人間も対象の車を尾行せざるを得ない
- 電池交換の必要があるので自由に対象の車に出入り出来なければならない
- 対象の車が停車する場所が分かっていれば移動している車に比べてかなり容易に盗聴が出来る
車内に録音機を仕掛けて後から回収して聞く場合
- 録音機は電波を使っていないので尾行の必要がない
- 電池交換の必要があるので自由に対象の車に出入り出来なければならない
- 電波を使ってないのでリアルタイム(生)で車内の音声を聞く事は出来ない
いずれにしても車内を盗聴するという行為は屋内に比べて数段に難易度が上がります。
車内の盗聴について何か質問や相談がありましたら、当店までお気軽にお問い合わせ下さい。