ボイスレコーダーを使って証拠をつかもうとお考えの方は多いでしょう。
しかし、どのような証拠を得ることを目的としたら良いのかが分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ボイスレコーダーの証拠能力や証拠の取り方を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
□ボイスレコーダーの証拠能力について
ボイスレコーダーによる証拠が効力を発揮する場面や、効力の内容について解説します。
その効力は、刑事訴訟か民事訴訟かで全く異なります。
*刑事訴訟
供述録音とは、第三者が知覚・記憶・表現・叙述した内容を記録したものとして提出される証拠です。
例えば、Aさんの「Bさんが上司にパワハラされていた」などという発言が録音されているようなもののことを指します。
この供述録音には、証拠能力はありません。
一方、例えば、Bさんが上司に怒鳴られている音声が録音されている場合は、事実が録音されており、証拠能力が認められます。
これを現場録音といいます。
*民事裁判
民事裁判の場合は、刑事裁判とは異なり、供述録音でも現場録音でも証拠能力が認められます。
*無断で録音している場合は?
第三者が会話当事者の承諾を得ずに録音している場合は、違法行為にあたるため証拠能力が否定されます。
一方、会話している2人の一方が録音している内容は、証拠能力は認められます。
□裁判で使用するための録音データを取るコツをご紹介!
裁判で使用できる録音データを作るには、録音する際に3つのポイントに注意しましょう。
1つ目は、良い録音機を選ぶことです。
音声を十分なボリュームと解像度で拾える、質の良い録音機を使用しましょう。
2つ目は、録音する環境を選ぶことです。
録音する環境は、できるだけ雑音のない場所を選びましょう。
車の中や外は避け、室内で録音するのがおすすめです。
できるだけ相手の口元の近くで録音できるよう意識しましょう。
3つ目は、話し方に注意することです。
ご自分との会話を録音する場合には、感情的にならずゆっくり話すように気を付けましょう。
また、相手が話している際に声が重ならないよう、話し終わるのを待ってから話し始めましょう。
□まとめ
今回は、ボイスレコーダーを活用した証拠の取り方についてお伝えしました。
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